下の写真がその階段です。


階段の一段一段の幅(奥行 専門用語では踏面(フミヅラ)といいます)も、
高さ(専門用語では蹴上(ケアゲ)といいます)もバラバラなのが分かりますでしょうか?
これ、もっともやってはいけないことなんですよね。
階段って、あまり意識していないとは思いますが、
一定のリズムで登ったり降りたり出来ますよね。
あれって、人間が体の感覚で、
階段の幅も高さも同じだというように認識しているからできるんです。
それが、この写真の階段のように一段一段の幅も高さも違うと、
リズムが狂ってしまってものすごく上り下りしづらくなるんです。
そのため、つまずいたり足を踏み外したりしやすくなって、とっても危険なんですよ。
リフォームでは既存の床の上に新しい床材を張る、なんて仕事があるのですが、
それはつまり床の高さが変わるということです。
これが階段周りになると、そこの部分だけ階段の高さが変わることになるんですね。
それは危険なのでできる限りしないようにしますし、
どうしてもお客様のご要望でそうしないといけない時は、
きちんとご説明するようにしています。
今回の階段事件で身をもってその大切さが分かりました。
公共の場所だから、ちゃんと直してあげて欲しいですね。
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