この現場は、浴槽を大きなサイズに取り替えたので、
その周りのタイルを張り替える必要があるのですが、
壁全面を張り替えると費用がかかってしまうので、
下半分のタイルを、既存のタイルの上から貼るという工法を採用しました。
転勤のあるお仕事で、いつまでこの家に住むか分からないということで、
費用はあまりかけたくない。
でも、浴槽を大きくすることだけはしたいということで、
タイルよりも浴槽を大きくすることに費用を振り分けたんです。

同じ色のタイルを貼るという手もあるのですが、
タイルを一部張り替えると、どうしても古い部分のタイルが目立ってしまいます。
そこで、あえて違う色のタイルを貼ることにしました。
写真では、まだタイルの目地を詰めていないので、
下部タイルの目地部分が黒く浮きだってしまってますが、
目地を詰めると目立たなくなって、なじんでくると思います。
新しく貼ったタイルの一番上の部分は、
役物タイルといって角が丸くなっているものを使って納めています。