雨漏りするので見てほしいというご依頼を受けて、屋根の点検をしてきました。
築年数の経った風格のあるお宅で、屋根は瓦屋根です。
最近は瓦屋根を扱える業者さんも減ってしまっているのですが、
専門の業者さんと同行して点検。
すぐに原因が分かりました。
それがここです。

瓦の下の防水の役割を果たす杉板に穴が空いていました。
最近は防水にはルーフィングシートを使うのですが、
古い建物なので防水も杉を薄く切ったものを使っているんですね。
こんな(といっては失礼ですが)杉の薄い板を張っているだけで雨漏りしないんですから、
昔の人の知恵というのはすごいですよね
ちなみに、少し離れたところはルーフィングシートが使われていました。
以前リフォームした際に一部を張り直されたようです。
分かりにくいと思いますが、下の写真の上部がルーフィングシート、下部が杉板です。

今回の点検で、他にも瓦がなくなってしまっていたり、鬼瓦が倒れていたり、
棟の部分がずれている箇所が見つかりました。

雨漏りがひどくなる前に不具合が見つかってよかったです。
こちらの修理も合わせてお見積りをお出しする予定です。
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